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概要:格付け会社S&Pは3日、ロシアの格付けを「BBプラス」から「CCCマイナス」に引き下げた。主要国の対ロシア制裁強化やロシア政府の資本規制でデフォルト(債務不履行)のリスクが高まったとし、既に投機的水準(ジャンク級)だった格付けをさらに引き下げた。
ロイター編集
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3月3日、格付け会社S&Pは、ロシアの格付けを「BBプラス」から「CCCマイナス」に引き下げた。写真は同国の国旗。ニューヨークのロシア総領事館で2018年3月撮影(2022年 ロイター/Mike Segar)
[3日 ロイター] - 格付け会社S&Pは3日、ロシアの格付けを「BBプラス」から「CCCマイナス」に引き下げた。主要国の対ロシア制裁強化やロシア政府の資本規制でデフォルト(債務不履行)のリスクが高まったとし、既に投機的水準(ジャンク級)だった格付けをさらに引き下げた。
「今回の格下げは、デフォルトリスクの大幅な高まりにつながる見込みの措置が取られたことを受けた対応」と説明した。
主要7カ国(G7)による新たな制限やロシア政府がルーブル防衛のために導入した資本規制が、ロシアの債務返済能力を低下させる可能性があるとした。
同社は数日前に、ロシアの格付けをジャンク級に引き下げたところだった。
ロシア国債は引き続き「クレジットウォッチ・ネガティブ」に指定、格下げ方向での見直しを継続する。
フィッチとムーディーズは2日、ウクライナ侵攻を受けて西側が科した制裁により、ロシアの債務返済能力に疑問符が付いたとして、ロシアの格付けを6段階引き下げジャンク級とした。
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