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概要:ニューヨーク外為市場では、原油高の影響が懸念される中、ユーロの下落が続き、対英ポンドで2016年以来の安値を更新した。
ロイター編集
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ニューヨーク外為市場では、原油高の影響が懸念される中、ユーロの下落が続き、対英ポンドで2016年以来の安値を更新した。2022年2月14日撮影(2022 年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)
[ニューヨーク 3日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、原油高の影響が懸念される中、ユーロの下落が続き、対英ポンドで2016年以来の安値を更新した。
一方、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が今月の会合で25ベーシスポイント(bp)の利上げを実施することに改めて支持を示したことで、ドル指数は上昇。週間新規失業保険申請件数の改善が続いたこともドルの支援要因になった。
終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.4%高。 一時は20年6月以来の高値を付けた。ただドルは対円ではやや軟調。
ウエスタン・ユニオン・ビジネスソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「好調な米経済に加え、安全資産としての買いが入っていることで、ドルは波に乗っている」と指摘。「雇用の伸びが確認され、原油高でインフレが一段と押し上げられれば、FRBの大幅利上げも視野に入ってくる」と述べた。
ウクライナ情勢を巡っては、この日に実施された2回目の停戦対話で民間人が避難するための「人道回廊」の設定を巡る理解が得られた。
ウエスタン・ユニオンのマニンボ氏は「ウクライナ危機で原油価格に火がついたようになった。これを受け、ユーロが大きく売られる一方、資源国通貨が強含んでいる」と述べた。
ユーロは対ドルで0.5%安の1.1060ドル。20年5月以来の安値を更新した。対英ポンドでは16年7月以来の安値を付けた。
資源国通貨はおおむね上昇し、豪ドルは対米ドルで0.3%高。
ロシアルーブルはモスクワの取引で過去最安値を更新した。
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