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概要:米百貨店大手メーシーズは18日、通期の業績見通しを上方修正した。合わせて発表した第3・四半期(8─10月)の売上高も市場予想を上回った。サプライチェーン混乱に伴う影響軽減に向けた対策を実施し、書き入れ時の年末商戦に向け十分な在庫を整えている様子が浮き彫りとなった。
米百貨店大手メーシーズは、通期の業績見通しを上方修正した。昨年12月、ニューヨークのメーシーズ店舗前で撮影(2021年 ロイター/Jeenah Moon)
[18日 ロイター] - 米百貨店大手メーシーズは18日、通期の業績見通しを上方修正した。合わせて発表した第3・四半期(8─10月)の売上高も市場予想を上回った。サプライチェーン混乱に伴う影響軽減に向けた対策を実施し、書き入れ時の年末商戦に向け十分な在庫を整えている様子が浮き彫りとなった。
午前の取引で、メーシーズの株価は20%超急伸し、3年ぶり高値を更新。
通期の純売上高見通しは241億2000万─242億8000万ドルとし、従来見通しの235億5000万─239億5000万ドルから引き上げ。調整後の希薄化後1株利益見通しも4.57─4.76ドルと、従来の3.41─3.75ドルから引き上げた。
メーシーズは商品の発注を前倒しするなど、在庫を増やす策を講じており、第3・四半期末時点での在庫は19.4%増加した。
競合の中堅百貨店コールズも通期業績見通しを引き上げたほか、第3・四半期売上高が予想を上回った。コールズも在庫が約1%増加したと明らかにした。
コールズの株価は9%超上昇した。
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