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概要:総務省が19日発表した10月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は99.9と、前年同月比0.1%上昇した。原油高や円安でエネルギー価格が2008年9月以来の上昇率となり指数の押し上げにつながったが、携帯電話の通信料が過去最大の下げ幅となり、コアCPIの伸び率は前月と変わらなかった。
総務省が11月19日発表した10月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は99.9と、前年同月比0.1%上昇した。写真は千葉のスーパーマーケットで5月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-HoonKim Kyung-Hoon)
[東京 19日 ロイター] - 総務省が19日発表した10月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は99.9と、前年同月比0.1%上昇した。原油高や円安でエネルギー価格が2008年9月以来の上昇率となり指数の押し上げにつながったが、携帯電話の通信料が過去最大の下げ幅となり、コアCPIの伸び率は前月と変わらなかった。
ロイターがまとめた民間予測は前年同月比0.1%上昇だった。
10月のエネルギー価格は11.3%上昇と、前月の7.4%上昇から伸び率が拡大した。このうち、ガソリンは21.4%上昇して2008年8月以来の上昇率。灯油は25.9%上昇して17年11月以来の上昇率。
政府の観光需要喚起策「GoToトラベル」が実施された前年の反動で、宿泊料は59.1%の上昇。伸び率は前月の43.1%上昇を上回った。
携帯電話の通信料は53.6%下落。総合CPIの下落幅を1.47ポイント拡大させた。
(和田崇彦 編集:田中志保)
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