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概要:[クアラルンプール 12日 ロイター] - マレーシア中央銀行が12日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比4.5%減少と、市場予想の1.3%減よりも大幅な落ち込みとなった。 第2・四半
[クアラルンプール 12日 ロイター] - マレーシア中央銀行が12日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比4.5%減少と、市場予想の1.3%減よりも大幅な落ち込みとなった。
第2・四半期はプラス成長だったが、新型コロナウイルス対策の新たなロックダウン(都市封鎖)が響き、再びマイナス成長に転じた。ただ中銀は新型コロナ関連の行動規制緩和により経済が急速に回復するとの見方を示した。
マレーシアでは新型コロナの感染が再び拡大したが、ワクチン接種の普及とともに数週間前から感染者は大幅に減少している。
中銀は、最近の経済指標は明るさを示し、成長が第4・四半期、来年へと加速する可能性があると指摘。
ノル・シャムシア・ユヌス総裁は会見で「成長の見通しは引き続き国内外の感染状況、世界金融市場の安定、サプライチェーンの問題に左右されるとの認識を示した。
中銀は8月に2021年成長率予想を3-4%に引き下げた。今回、2021年成長率を引き続き3-4%と予想した上で、22年は5.5-6.5%に加速すると予想した。
金融政策スタンスについては、新たなデータと情報次第とした上で政策支援の拙速な縮小に注意するとした。
ノル・シャムシア総裁は、国内経済はスタグフレーションには直面しておらず、物価圧力は来年には緩和すると予想した。金融の不均衡の蓄積を警戒しているとも述べた。
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