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概要:米娯楽大手のウォルト・ディズニーが10日発表した第4・四半期(10月2日まで)決算は、収益が市場予想を下回った。動画配信サービスの新規契約者が2年前のサービス開始以来の低水準となった。
[10日 ロイター] - 米娯楽大手のウォルト・ディズニーが10日発表した第4・四半期(10月2日まで)決算は、収益が市場予想を下回った。動画配信サービスの新規契約者が2年前のサービス開始以来の低水準となった。
11月10日、米娯楽大手のウォルト・ディズニーが発表した第4・四半期(10月2日まで)決算は、収益が市場予想を下回った。2020年3月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
テーマパーク部門の営業利益は6億4000万ドルで、リフィニティブがまとめた市場予想の9億4200万ドルを下回った。第4・四半期には新型コロナ禍で閉鎖していた同社テーマパークの全てが再開した。
動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」の新規加入者は210万人で、ファクトセットがまとめた市場予想の1020万人を下回った。
決算発表を受けて株価は、時間外取引で4.3%下落した。
希薄化後の1株当たり利益は0.37ドルで、アナリスト予想の0.51ドルを下回った。
10月初旬時点で「ディズニー+(プラス)」の有料サービス加入者は1億1810万人に達した。「Hulu」と「ESPN+」を加えると1億7900万人となった。
動画配信部門は、新作の制作コストなどが圧迫し、赤字が続いている。第4・四半期は6億3000万ドルの営業損失となった。
ボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)は、動画配信部門の伸びは四半期ごとに変動すると指摘しており、2024年度末までに「ディズニー+(プラス)」の契約者は2億3000万─2億6000万に達するとの見通しを堅持した。
第4・四半期の売上高は、前年同期の147億1000万ドルから185億3000万ドルに増加した。リフィニティブのアナリスト予想(187億9000万ドル)は下回った。
純利益は1億5900万ドル(1株当たり0.09ドル)。前年同期は7億1000万ドル(1株当たり0.39ドル)の損失を計上していた。
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