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概要:国連食糧農業機関(FAO)が4日発表した10月の世界食料価格指数は平均133.2ポイントと、9月の129.2(130.0から改定)から上昇し、2011年7月以来10年ぶりの高水準となった。
国連食糧農業機関(FAO)が11月4日発表した10月の世界食料価格指数は平均133.2ポイントと、9月の129.2(130.0から改定)から上昇し、2011年7月以来10年ぶりの高水準となった。写真は米袋を運ぶ人、ハノイで2013年撮影(2021年 ロイター/Kham)
[パリ 4日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が4日発表した10月の世界食料価格指数は平均133.2ポイントと、9月の129.2(130.0から改定)から上昇し、2011年7月以来10年ぶりの高水準となった。
上昇は3カ月連続。穀物と植物油が価格上昇を主導した。
前年比では31.3%上昇。
品目別では穀物価格指数が前月比3.2%上昇。その中でも小麦は5%急伸し、12年11月以来の高水準を付けた。
FAOは小麦について、「カナダ、ロシア、米国をはじめとする主要輸出国の収穫減を背景とする世界市場での供給逼迫が引き続き、価格に上昇圧力を加えた」と分析した。
世界の植物油価格は前月比で9.6%急騰し、過去最高を更新。マレーシアの労働者不足による供給制約でパーム油が一段と値上がりしたことが主因だった。
一方、世界の砂糖価格は1.8%低下し、7カ月ぶりの低下となった。
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