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概要:米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は21日、供給網の混乱と労働市場の制約に加え、消費需要が力強くなっていることで、米国のインフレ率は2022年に入っても高止まりする可能性があるという認識を示した。
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は21日、連邦準備理事会(FRB)は22年下半期に利上げに踏み切る必要が出てくる可能性があるとの見方を示した。2019年1月撮影(2021年 ロイター/Christopher Aluka Berry)
[21日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は21日、供給網の混乱と労働市場の制約に加え、消費需要が力強くなっていることで、米国のインフレ率は2022年に入っても高止まりする可能性があるという認識を示した。
ボスティック総裁はCNBCに対し、こうした一連の問題が解消されれば、労働市場の状況は回復し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み出すことが可能になるとし、「22年の第3・四半期終盤、もしくは第4・四半期の早い時期を想定している」と述べた。
ボスティック総裁は自身の利上げ時期予想は米経済や労働市場に対する「自信」とし、「1年以内に極めてポジティブな状況に向かう」という見解を示した。
FRBは量的緩和の縮小(テーパリング)開始後、景気や金融市場への影響を評価すると同時に入手されるデータを考慮し、利上げに着手する時期を見極めるとした。
インフレ圧力の高まりが「22年も続くことが一層明確になりつつある」とし、インフレがどの程度長期間高止まりするかは、新型コロナウイルスやサプライチェーンに絡む問題が迅速に解消されるかどうかに一部左右されると述べた。
その上で「需要は引き続き極めて旺盛」とし、サプライチェーンの問題や労働力不足の問題が解消されれば、「経済にはかなりの成長余地がある」という見通しを示した。
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