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概要:米労働省が13日発表した9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比5.4%上昇し、伸びは前月の5.3%から加速した。エネルギー製品の価格が急騰する中、上昇は今後数カ月も継続する見通しで、インフレ上昇が一過性とする米連邦準備理事会(FRB)の見解に疑問を投げ掛けた。
9月の米消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比5.4%上昇し、伸びは前月の5.3%から加速した。写真は2012年、アーカンソー州ベントンビルのウォルマート店舗で撮影(2021年 ロイター/Jacob Slaton)
[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日発表した9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比5.4%上昇し、伸びは前月の5.3%から加速した。エネルギー製品の価格が急騰する中、上昇は今後数カ月も継続する見通しで、インフレ上昇が一過性とする米連邦準備理事会(FRB)の見解に疑問を投げ掛けた。
前月比でも0.4%上昇と、前月の0.3%上昇から加速した。
リフィニティブのまとめたアナリスト予想は前年同月比が5.3%上昇、前月比が0.3%上昇だった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.2%上昇。前月は0.1%上昇だった。前年同月比では4%上昇と、前月から変わらず。ともに市場予想と一致した。
シティグループのチーフエコノミスト、アンドリュー・ホレンホースト氏は「インフレ指標のみでなく、労働市場の逼迫やそれに伴う賃金上昇からもインフレの高まりが見て取れる」と指摘。企業による投入コストの転嫁を背景に「エネルギー価格の上昇がより広範なインフレの高まりの主因となる可能性がある」と述べた。
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