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概要:日銀が1日発表した9月短観によると、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス18、非製造業がプラス2となった。市場予想ではともに低下が見込まれていたものの、5期連続で改善した。製造業DIは、2018年12月以来の高水準となった。部品の供給制約で自動車のDIが低下する一方、製造業のそれ以外の業種では堅調なIT関連需要を背景に軒並みDIが改善した。
10月1日、日銀が発表した9月短観によると、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス18、非製造業がプラス2となった。
[東京 1日 ロイター] - 日銀が1日発表した9月短観によると、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス18、非製造業がプラス2となった。市場予想ではともに低下が見込まれていたものの、5期連続で改善した。製造業DIは、2018年12月以来の高水準となった。部品の供給制約で自動車のDIが低下する一方、製造業のそれ以外の業種では堅調なIT関連需要を背景に軒並みDIが改善した。
大企業・製造業の業況判断DIはロイターがまとめた予測中央値(プラス13)を上回った。「自動車」は前回のプラス3からマイナス7に低下した。大企業・製造業の先行き判断DIはプラス14と、低下を見込む。
大企業・非製造業の業況判断DIは20年3月以来の高い水準。ロイターがまとめた予測中央値(ゼロ)を上回った。大企業・非製造業の先行き判断DIはプラス3。
21年度の設備投資計画では、大企業・全産業が前年度比10.1%増と、ロイターがまとめた市場予想の9.1%増を上回った。
今回の短観の調査期間は8月26日から9月30日。回答基準日は9月10日で、回答基準日までで7割台半ばが回答した。
(和田崇彦 編集:田中志保)
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