WikiFX：相場分析レポート【9月22日】

通貨ペア：USD/JPY

皆様、おはようございます。今日は、どんよりとした朝になっています。市場も重たいムードが続いており、下落ムードが漂っています。ファンダメンタルや経済指標の予定などを詳しく確認していきましょう。

さて、まずは火曜日（2021年9月22日）の相場の振り返りから。

昨日のFXトレード方針とファンダメンタル

USD/JPY→指値約定せず

109.700までは戻りましたが、失速。その後、109.180まで下落しました。少し残念でしたが、方向感は合っていたかなと思います。

NZD/USD→指値約定せず

NZD/USDは、0.70000で反発し、指値付近までは下落しませんでした。ラウンドナンバーが意識されたようですが、本日は下落しそうです。

ファンダメンタルと経済指標

中国の不動産開発会社、大手の中国恒大（こうだい）集団の資金繰りが悪化し、デフォルト（債務不履行）になるのではないかという問題ですが、金融機関に対する2021年9月20日期限の利払いが実施されませんでした。その影響もあり、2021年9月20～21日の相場は大荒れしましたね。

次に注目されているのは、2021年9月23日期限の社債クーポンの利払いです。ただ、おそらく、スケジュールどおりに支払いはされないという見方が優勢です。中国政府が助け船を出すのかどうかに市場関係者の注目が集まっています。

本日（2021年9月22日）の深夜（日本時間：9月23日未明）は、FOMCの発表が控えています。そのため、一旦小休止相場となるかもしれません。

米株式市場の概況

2021年9月21日、S&P500は0.1％安、ダウ平均株価は0.2％安の小幅続落となる一方、ナスダックは0.2％の小幅上昇となりました。

FOMC会合が終了するまでは、様子見ムードが広がりそうです。2日間に渡って大きく変動していましたので、小休止相場になると予想します。中国恒大集団の行方や中国政府の対応に投資家が手に汗を握るように待っているという雰囲気です。

銀行が正式に債務不履行（デフォルト）を宣言すれば、非常に激しく下落する展開になるでしょう。

では、ドル円のサポート/レジスタンスを確認します。

ドル円のレジスタンス/サポートライン

ドル円のサポート/レジスタンスラインを確認してみます。

本日の予想レンジ： 108.700～109.850

レジスタンスライン： 109.700、109.850

サポートライン：108.870、109.180

ドル円ですが、109.200付近で推移しています。（執筆時点）FOMCを控えているので、様子見ムードが広がりそうです。現在は材料出尽くしの相場なので、レンジ相場が続くと考えています。

109.700～108.800付近に非常に大きな支持帯があります。ここを突破するかどうかに注目していきましょう。

全体的にはダウンサイドリスクが高まっています。反発したところを叩くようにスキャルピングをしていく方針です。

本日はスイングトレードの方針を解説します。

スイングトレード計画（EUR/JPY）

スイングトレードでは、ユーロ円（EUR/JPY）に注目しています。

4時間足ですが、綺麗なヘッドアンドショルダーを形成していますね。現在、ネックラインを割る寸前まで来ています。129.900を終値で割れるかどうかに注目しましょう。

ネックラインを割れば、大きく下落する展開となりそうです。127.000付近まで200Pipsの下落を見込んでいます。

リスクオフムードになっているので、JPYが買われやすいという地合いもあり、トレードの優位性は高いとみています。

では、本日もどうぞよろしくお願い申し上げます。

【注意事項】

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