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概要:米石油大手シェブロンは14日、2028年までに低炭素燃料・事業に100億ドルを投資すると発表した。気候変動対策や温室効果ガスの排出量削減を巡り株主や政府から高まっていた圧力に対応する。
米石油大手シェブロンは、2028年までに低炭素燃料・事業に100億ドルを投資すると発表した。2016年、ロサンゼルスで撮影(2021年 ロイター/Lucy Nicholson/File Photo)
[14日 ロイター] - 米石油大手シェブロンは14日、2028年までに低炭素燃料・事業に100億ドルを投資すると発表した。気候変動対策や温室効果ガスの排出量削減を巡り株主や政府から高まっていた圧力に対応する。
シェブロンは、再生可能天然ガスの生産は1日当たり400億BTU(英国熱量単位)に、再生可能燃料の生産能力も日量10万バレルにそれぞれ引き上げる。さらに、産業や電力向けなどの水素生産量を年間15万トンに、二酸化炭素の回収およびオフセットを年間2500万トンにそれぞれ拡大する。
28年までに温室効果ガスの排出強度を16年比で35%削減する目標も堅持。また、今後5年で、250億ドルのキャッシュフローが創出されるという見通しを改めて表明した。
石油大手ではこれまでに、英BPが25年までに低炭素事業に年間30億─40億ドルを投じ、今後10年で原油・ガス生産を40%縮小する計画を発表。ロイヤル・ダッチ・シェルもクリーンエネルギー向け投資額を年間20億─30億ドルに設定している。
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