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概要:米ボストン連銀のローゼングレン総裁は、バイデン次期大統領が公表した1兆9000億ドル(約197兆円)規模の追加経済対策案について、経済成長に減速の兆しが見られる中で必要な対策だと指摘した。
米ボストン連銀のローゼングレン総裁は、バイデン次期大統領が公表した1兆9000億ドル(約197兆円)規模の追加経済対策案について、経済成長に減速の兆しが見られる中で必要な対策だと指摘した。
総裁は15日に経済専門局CNBCのインタビューで、「巨額パッケージだが、適切だと考えている」とし、「米経済は現在停滞している。かなり弱いデータが続いている」と述べた。
ローゼングレン総裁は雇用者数の14万人減が示された昨年12月の雇用統計に触れ、減少はレストランやバー、娯楽など新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)で特に大きな打撃を受けたセクターに集中していると指摘した。
総裁は「経済を支援するため、われわれは追加措置を講じる必要がある」とし、コロナワクチンが広く行き渡り、失業者の多くが仕事に戻れるようになるまで拡大的な財政政策が必要だと述べた。ローゼングレン総裁は、今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で議決権を持たない。
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