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概要:世界最大級の商品商社2社のビトル・グループとトラフィグラ・グループによると、世界の石油需要は今月、急速に回復しており、当初の中国主導の回復基調に欧州と米国が続いている。
世界最大級の商品商社2社のビトル・グループとトラフィグラ・グループによると、世界の石油需要は今月、急速に回復しており、当初の中国主導の回復基調に欧州と米国が続いている。
両社は新型コロナウイルス感染対策のロックダウン(都市封鎖)を緩和する各国政府の動きを背景に、ガソリンやディーゼルの消費が増加していると指摘。ただ、ジェット燃料需要は依然落ち込んでおり、感染第2波への不安が見通しを曇らせているという。
V-Shaped Rebound
Global oil demand is forecast to recover in the second half of 2020 after crashing in March and April
Source: International Energy Agency
独立系石油商社で最大手のビトルは、世界の石油使用が6月入り毎週、日量140万バレル増加し、今月の伸びは550万バレルを超えると予測した。
同2位トラフィグラの石油取引共同責任者ベン・ルコック氏は、「石油需要は戻りつつある。世界的には通常レベルの恐らく90%に戻っているが、正確な割合は地域によって異なる」と述べ、中国の石油需要はコロナ感染拡大前の水準に戻っていると付け加えた。
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