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シカゴ連銀総裁：米利下げ以降の向かい風、追加緩和を意味する可能性
概要：シカゴ連銀のエバンス総裁は、先週の米利下げ以降の動向は経済への向かい風となり、一段の緩和を正当化する可能性があるとの考えを示した。
シカゴ連銀のエバンス総裁は、先週の米利下げ以降の動向は経済への向かい風となり、一段の緩和を正当化する可能性があるとの考えを示した。
エバンス総裁は７日、同連銀で記者団に対し「リスク管理の役割があり、インフレ要因だけでも前回の会合で当局が決定した以上の緩和が求められるという見方をすることができるだろう」と述べた。
総裁は「さらなる向かい風が恐らく生じており、それ以上の行動を取ることが妥当だと考えることも可能だ。私には分からない。入手されるデータを見る必要がある」と発言。「リスクが今は高まっており、われわれはゼロ金利制約に高い確率で近づきつつあると考えているため、それも一段の緩和が求められる要因とみることができる」と続けた。
７月会合で0.25ポイント、あるいは0.5ポイントの利下げがエバンス氏にとってぎりぎりの選択だったかどうか問われると、「そうではなかった」と返答。
インフレに基づくだけでも0.5ポイント利下げの「論拠があると、私は６月に明確に公言していた」とし、「リスク管理もそれを裏付けていたと考える」と話した。
総裁はさらに、「金融市場は世界中で起きていることや、われわれがしていること、前回会合でしなかったことを見ている」と指摘。「市場の反応の仕方に何か必ずしも悪いことがあるとは言えないが、ボラティリティーはある」と語った。
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