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概要:日用品・工業品メーカー、米3Mの4-6月(第2四半期)決算は利益が減少したものの、市場予想ほど大幅な減益にはならなかった。
日用品・工業品メーカー、米3Mの4-6月(第2四半期)決算は利益が減少したものの、市場予想ほど大幅な減益にはならなかった。
3Mは調整後ベースの利益見通しを維持し、4-6月の利益は低水準に設定されていたウォール街予想を上回った。これを受けて、同社の株価は上昇。3Mは25日の発表文で、自動車と電子機器の市場では厳しい状況が続いているが、ヘルスケア事業は同社にとってまれな明るい分野だと説明した。ヘルスケアの売上高は5.8%増。
1-3月(第1四半期)の決算発表では主要事業すべてで利益が減少したことを背景に、通期予想を引き下げ、2000人の人員削減を明らかにしていた。
25日の米株式市場で、3Mは一時4.6%高。年初からは7月24日までの時点で5.8%下落している。
4-6月の調整後利益は1株当たり2.20ドルと、前年同期比28%減。ただ、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の2.05ドルは上回った。純売上高は81億7000万ドル(約8900億円)。市場予想は80億4000万ドルだった。
通期の調整後利益は1株当たり9.25ー9.75ドルになるとの見通しを示し、従来予想を維持した。ベネズエラの子会社を連結から外すことに関連した28セントの費用を含むベースの予想は引き下げた。
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