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概要:米フェイスブックは同社の仮想通貨「リブラ」計画を疑問視する米議員らの批判に直面する中で、同計画の目標は消費者が自身の資金を安全かつ低コストで世界各地に移動させる方法を創り出すことだと説明し、強まりつつある懸念の緩和に努めた。
米フェイスブックは同社の仮想通貨「リブラ」計画を疑問視する米議員らの批判に直面する中で、同計画の目標は消費者が自身の資金を安全かつ低コストで世界各地に移動させる方法を創り出すことだと説明し、強まりつつある懸念の緩和に努めた。
フェイスブックのリブラ責任者、デービッド・マーカス氏は8日付の書簡で、「大きな構想は時間がかかるということや、政策当局者らが疑念を示していること、当社単独ではこれはできないことをわれわれは理解している」とした上で、「政府や中銀、当局者、非営利団体ら全ての当事者がテーブルに着き、われわれが受け取った意見全てを評価することをわれわれは望んでいるし、またそれが必要だ」と述べた。
フェイスブックはウォーターズ下院金融委員長から繰り返し、当局がより良い規制方法を見つけるまでリブラの開発を中断するよう求められてきた。
上院銀行委員会のブラウン民主党筆頭理事は、ユーザーの個人情報を守れないフェイスブックがどうしてユーザーの金融データを保護できると信用できるのかと、多くの議員と共有する疑問を投げ掛けている。
フェイスブックがリブラには何の怪しい点もないと議員らを説得できるかどうかは来週試されることになる。上院銀行委が16日に、下院金融委が翌17日にそれぞれリブラに関する公聴会を開く予定。マーカス氏は両方に出席する。
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