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概要:アーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は、 ビットコイン現物投資型の上場投資信託(ETF)を米証券取引委員会(SEC)が10日承認しながら、ゲンスラー委員長がビットコインを承認したり支持したりするものではないとの声明を出したことに驚いたと述べた。
ウッド氏のアーク・インベストメント・マネジメントにも承認下りる
暗号資産反対派の委員長がビットコイン現物投資型ETFに賛成票
アーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は、 ビットコイン現物投資型の上場投資信託(ETF)を米証券取引委員会(SEC)が10日承認しながら、ゲンスラー委員長がビットコインを承認したり支持したりするものではないとの声明を出したことに驚いたと述べた。
ウッド氏は「彼は暗号資産全体を侮辱した。信じられなかった」と、X(旧ツイッター)で放送されたブルームバーグラジオとのインタビューで語った。「破壊的イノベーションが起きている中では、よくあることだ」とも指摘した。
ゲンスラー委員長は暗号資産に対して公に反対してきたが、声明で再度、この姿勢を強調。しかも、同氏を含む3名の委員による賛成票が2名の反対票を上回り、SECがビットコイン現物投資型ETFを承認した後の声明発表だった。
委員長はSECの立場として、「特定のビットコイン現物投資型ETFの上場・取引を承認したとはいえ、ビットコインの承認や支持はしていない。ビットコインと暗号資産に価値が連動する商品に関する無数のリスクについて、投資家は慎重であり続けるべきだ」と表明した。
これに対し、「古いDNAによる新しいDNAのバッシングだ」とウッド氏は指摘。 アークが21シェアーズと申請したビットコイン現物投資型ETFは、11日からの取引開始にゴーサインが出たETFの1つだ。
今回の承認は、10年以上にわたりビットコイン現物投資型ETFに反対姿勢をとってきたSECの転換点となった。
ウッド氏は「これはビットコインにとって新たな章の幕開けであり、当社が提供会社として上位3社か2社に入ると信じたい」と意気込んでいる。
一方で、SECが暗号資産に対して抱える「不安」を考慮すると、金融機関はより熱心に「取り組む」必要があるとも付け加えた。
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