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概要:香港の家賃が急速に回復しつつある。専門職に従事する中国人が香港に移住しているほか、資金調達コスト上昇で購入を手控える人が増えているためだ。
今年はさらに平均で10%の伸びとミッドランドは予想
賃料の低下が見込まれているシンガポールとは対照的
香港の家賃が急速に回復しつつある。専門職に従事する中国人が香港に移住しているほか、資金調達コスト上昇で購入を手控える人が増えているためだ。
香港の住宅賃料は昨年11月まで10カ月連続で上昇し、4年ぶりの高水準となった。ミッドランド・リアルティー(美聯物業)は今年、平均で10%の伸びを見込んでいる。これとは対照的に、競合する金融ハブのシンガポールでは賃料が低下すると予想されている。
香港政府は2022年後半に労働者を呼び込むための新たなプログラムを導入して以来、5万人近くの専門職向け就労ビザを発給してきた。こうした新たな入境者が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に香港を去った住民や外国人の穴を埋めている。
ミッドランドの不動産エージェント、レオン・チュイ氏は「最近、賃貸が活発になっているのは明らかだ。この1年で在庫がかなり圧縮され、供給は減る一方となる見通しで、家賃は今年も上がり続けるだろう」との見方を示した。
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