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概要:米アップルは特許紛争を理由に直営店と自社のオンラインストアでスマートウオッチの一部販売を停止しようとしているが、他の小売企業がApple Watchの「シリーズ9」と「ウルトラ2」を売り続けることは可能だ。
米アップルは特許紛争を理由に直営店と自社のオンラインストアでスマートウオッチの一部販売を停止しようとしているが、他の小売企業がApple Watchの「シリーズ9」と「ウルトラ2」を売り続けることは可能だ。
だが、アップルは社員に対し、これに関係する情報を顧客に伝えないよう指示している。
同社はカスタマーサービスのエージェントに宛てた文書で、買い物客にこのデバイスを購入できる場所を案内しないよう求めている。「残念ながら、現在進行中の法的問題のためシリーズ9とウルトラ2を購入できる場所についての情報は提供できない」と従業員は顧客に言う必要があるという。
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米国際貿易委員会(ITC)は10月、医療機器メーカーの米マシモが保有する血中酸素濃度センサー関連の特許をアップルが侵害していると認定し、対象機器の販売を停止すべきだとの判断を示していた。アップルの広報担当者によれば、ITCの命令は同社にのみ適用される。
ウォルマートやベスト・バイ、ターゲットなど大手小売会社はシリーズ9とウルトラ2の販売を続けることができる。量販店は販売用の在庫を数週間から数カ月分抱えている可能性が高いが、追加で仕入れることが可能かどうかは不明だ。
小売りやカスタマーサービスを担当するアップルの従業員も、この問題がいつ、どのように解決されるかについて臆測で話をしないよう言われている。
アップルのオンラインストアはシリーズ9とウルトラ2の販売を21日に中止し、実店舗の「アップルストア」はクリスマスイブまでに販売をストップする予定。
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