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概要:10月の米耐久財受注は予想以上に減少した。民間航空機の受注が減少したほか、設備投資の需要が弱まった。
非国防の耐久財受注は大幅減、国防資本財の受注は24.5%増
コア資本財出荷は2カ月連続横ばい、民間航空機受注は50%近く減少
全体の耐久財受注は、軍事装備品の受注が好調でなかったら、もっと低迷していたはずだ。非国防の耐久財受注は2020年4月以来の大幅減少となった。
設備投資支出は過去4四半期のうち3四半期で減少しており、この間の製造業活動の低迷に拍車をかけている。今回の統計は、製造業の生産が新年を迎えても引き続き低迷することを示唆している。
10月は一次金属や通信機器、自動車の受注が減少した。自動車セクターの落ち込みは、恐らく全米自動車労組(UAW)のストライキが影響した。機械とコンピューターの受注は前月からほぼ変わらず。
国内総生産(GDP)の算出に使用されるコア資本財(航空機を除く非国防資本財)の出荷は2カ月連続で横ばいとなった。
変動が大きい民間航空機の受注は50%近く減少した。9月は急増していた。米ボーイングは10月に123機の受注を発表。9月は224機だった。
国防資本財の受注は24.5%増加した。
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