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英国のバンカー、昨年の納税額が11％増加－非課税限度額据え置き響く
概要：英国のバンカーが昨年納めた税金は、前年に比べ１人当たり平均で数千ポンド増えた。金融街シティーの世界的な金融センターとしての地位が危ぶまれる展開だと警告する声が上がっている。
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2023年11月17日 20:19 JST
英国のバンカーが昨年納めた税金は、前年に比べ１人当たり平均で数千ポンド増えた。金融街シティーの世界的な金融センターとしての地位が危ぶまれる展開だと警告する声が上がっている。
金融業界団体ＵＫファイナンスが行った調査によると、2022年の英銀行員の平均納税額は前年比で11.2％増加した。増加分の多くは、所得税の非課税限度額が据え置かれ、社会保険制度負担額が一時的に引き上げられたことが原因だという。
所得税と社会保険制度負担額、その他の雇用主が負う直接的な税関連コストなどを含め、政府は銀行業界全体で従業員１人当たり平均４万2420ポンド（約790万円）の税金を徴収している。
プライスウォーターハウスクーパース（ＰｗＣ）で納税や税の透明化を担当するアンディー・ウィギンス氏は「英国は他の金融センターに比べ、銀行にとって競争力が低下する方向に進んでいる」と指摘。ＰｗＣはＵＫファイナンスの調査の一部を実施した。
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