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概要:夏に盛んだった消費は10月に一服し、インフレ圧力は和らいだ。これは米金融当局が期待しているように景気が緩やかに落ち着く可能性を示している。
2023年11月16日 8:00 JST
10月の米小売売上高は前月比0.1%減-PPIは0.5%低下
個人消費は24年も拡大続くだろうが、ペース緩やかになるとの見方も
夏に盛んだった消費は10月に一服し、インフレ圧力は和らいだ。これは米金融当局が期待しているように景気が緩やかに落ち着く可能性を示している。
10月の米小売売上高は前月比0.1%減少。8月と9月の数字は上方修正された。10月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想に反して前月比0.5%の低下。低下幅は2020年4月以来の大きさで、ガソリン価格急落が影響した。
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15日に発表されたこれら統計は、全般的なインフレ減速を示した米消費者物価指数(CPI)や雇用の伸び鈍化を示唆する最近の統計に続くもので、経済がソフトランディング(軟着陸)に向かう軌道にあることを示唆している。
ネーションワイド・ミューチュアル・インシュアランスのチーフエコノミスト、キャシー・ボストジャンシク氏はリポートで、「期待が持てる10月のCPIと健全な雇用の伸び鈍化に加え、夏の旺盛な支出を経た後の消費後退で、米金融当局は自らの景気抑制的な金融政策スタンスがインフレ圧力を緩和しつつあるという安心感を得られるだろう」と指摘した。
国内総生産(GDP)算出に使われる、いわゆるコントロールグループの小売売上高は9月に前月比0.7%増に上方修正された後、10月は0.2%増だった。これは、7-9月(第3四半期)に消費が急増した後、10ー12月(第4四半期)に経済が順当なスタートを切ったことを示唆している。
コメリカ・バンクのチーフ・エコノミスト、ビル・アダムズ氏はリポートで、「個人消費は2024年も拡大が続くだろうが、ペースは緩やかになる」とし、「リセッション(景気後退)に陥ることなく、インフレ率と成長率がより正常な水準に戻る可能性は十分ある」との見方を示した。
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