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概要:14日発表の10月の米消費者物価指数(CPI)が総合、コア共に市場予想を上回る鈍化となり、米金融当局が来年半ばまでに利下げを開始するとの観測がトレーダーの間で強まったことを背景に、ブルームバーグ・ドル指数はここ1年で最大の下落を記録した。米国債利回りは急落した。
ブルームバーグ・ドル指数は一時1.3%安と22年11月以来最大の下げ
CPI受け債券利回り低下やリスク資産上昇加速など金融市場シフト
14日発表の10月の米消費者物価指数(CPI)が総合、コア共に市場予想を上回る鈍化となり、米金融当局が来年半ばまでに利下げを開始するとの観測がトレーダーの間で強まったことを背景に、ブルームバーグ・ドル指数はここ1年で最大の下落を記録した。米国債利回りは急落した。
関連記事:
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ドル指数は一時、2022年11月以来最大の下げとなる1.3%安を付けた。ユーロは対ドルで1.8%高の1ユーロ=1.0887ドルと8月以来の高値を付け、日中取引としては1年ぶりの大幅上昇となった。円は対ドルで1%強上昇した。
米CPI統計を受け、米金融当局の積極的な利上げが1980年代以来最悪のインフレ高進を抑制できるとの見方が広がり、世界金融市場の大きなシフトを促した。債券利回りは低下し、海外投資家が米国に資金を移すインセンティブは失われ、米国株や新興国株などのリスク資産の値上がりに拍車がかかった。
ドルは今年、米国債利回り上昇を背景に上げてきた。しかしこの日、米金融当局が来年7月までに0.5ポイント利下げするとの見通しを織り込み、ドルのダイナミクスは反転した。
マネックス・ヨーロッパの外国為替分析責任者、サイモン・ハービー氏は「過去数週間、金利をより高くより長く維持するという米金融当局のシナリオを裏付けるデータが出てもドル買いにためらいがあるようだった」と指摘。「利下げ予想が前倒しされる中、ドルに対して欧州通貨や高ベータ通貨が上昇しているのは驚きではない」と語った。
G10通貨では豪ドルが一時2.1%上昇と、1月以来の大幅な上げを記録。一方、スウェーデン・クローナは2.5%上昇と7月以来最大の上げとなった。
金利スワップ市場の動向は、米当局の追加利上げ確率がほぼゼロとなり、利下げ開始時期が来年5月ないし6月に前倒しされることを示唆した。
アムンディUSの債券・為替戦略担当ディレクター、パレシュ・ウパダヤ氏は「市場は来年のさらに多くの利下げと緩和サイクル開始の前倒しを織り込む方向に動いている」と分析した。
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