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概要:韓国の現代自動車は米アラバマ州とジョージア州の労働者に対し、今後4年間で25%の賃上げを実施する。トヨタ自動車とホンダが賃金を引き上げ、全米自動車労組(UAW)の影響力拡大を防ぐ動きに追随する格好だ。
2023年11月14日 8:29 JST
現代自動車、今後4年間で時給を25%引き上げ
アラバマ州とジョージア州の労働者が新たな賃金体系の対象となる
韓国の現代自動車は米アラバマ州とジョージア州の労働者に対し、今後4年間で25%の賃上げを実施する。トヨタ自動車とホンダが賃金を引き上げ、全米自動車労組(UAW)の影響力拡大を防ぐ動きに追随する格好だ。
現代自の13日の発表資料によると、「新たな賃金体系」はアラバマ州の組立工場と、2025年に生産開始予定のジョージア州サバンナ近郊に建設中の新工場で働く約4000人の労働者が対象になる。
先週、ホンダは一部の米労働者の賃金を11%引き上げると従業員に通知した。これはUAWの組合員が4年余りにわたる契約の最初の年に得る賃上げと同じ水準。トヨタもほとんどの組立ライン作業員の最高時給を1月から9.2%引き上げる予定だと、ブルームバーグが今月報じた。
現代自は電気自動車(EV)の製造と市場シェア拡大のため、米市場に数十億ドルを投じている。昨年の米労働省の調査で、現代自に部品を供給しているアラバマ州の複数の企業で児童就労法違反が発覚した後、同社はジョージア州の労働団体や人権団体から圧力を受けていた。
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