简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:新興市場の政府・企業は世界債券市場に一斉に戻りつつあり、先週のドル建て債発行額はおよそ200億ドル(約3兆円)に達した。これら発行体は債券発行の好機が突然失われ得ることを十分過ぎるほど承知している。
米国債利回り低下で見送っていた起債に一斉に動く
ブラジルのESG債などさらに多くの債券発行が続く可能性
新興市場の政府・企業は世界債券市場に一斉に戻りつつあり、先週のドル建て債発行額はおよそ200億ドル(約3兆円)に達した。これら発行体は債券発行の好機が突然失われ得ることを十分過ぎるほど承知している。
コロンビアやインドネシアなどの政府と途上国の企業は、米金融当局が利上げを打ち止めにするシグナルを受けた状況の緩和を利用して、より低い借り入れコストを確保しようと起債を急いだ。
利上げ打ち止めの可能性と雇用の伸び鈍化を背景に米国債利回りが16年ぶり高水準から低下したことが追い風となった。
さらにブラジルのESG(環境・社会・企業統治)債など、幾つかの発行計画が進行しており、ここ数日間の起債ラッシュは新興市場の政府・企業による新たな債券発行の波の始まりにすぎない可能性がある。
BNPパリバ・アセット・マネジメントの新興国市場債券責任者ジャンシャルル・サンボル氏は「発行体とポートフォリオ・マネジャーの双方にとって絶好のニュースだ」とし、「新興市場からのさらなる資金流出の恐れとデフォルトの潜在可能性が後退する見通しだ。この市場の再開は今後の活発な起債計画にプラスになると思うからだ」と説明した。
コスタリカ、インドネシア、ブルガリアなどの政府やコロンビアのグルーポ・エネルヒア・ボゴタなどの企業が11月10日終了週にハードカレンシー建て債を発行。この好機に飛びついた借り手は30余りに上った。
ブルームバーグ集計データによると、コロンビアとトルコがそれぞれ25億ドルのドル建て債を発行するなど総発行規模は約200億ドルに達し、週間ベースで今年2月以来最大となった。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。