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米企業利益見通し、悪化懸念は行き過ぎ－ゴールドマンのコスティン氏
概要：米企業の利益見通しが悪化するとの懸念は行き過ぎている。ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが指摘した。
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2023年11月13日 21:47 JST
第４四半期の利益予想は10月初めから４％低下－達成のハードル低い
2024年１株利益は予想上回る見込み－ゴールドマンのストラテジスト
米企業の利益見通しが悪化するとの懸念は行き過ぎている。ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが指摘した。
デービッド・コスティン氏らストラテジストは、10－12月（第４四半期）の利益予想は10月に入ってから４％引き下げられ、Ｓ＆Ｐ500種株価指数構成企業にとって達成のハードルは低いと指摘。2024年の予想引き下げも典型的なパターンで、大きな足かせとなっているヘルスケアを除けば、0.4％の引き下げにとどまっているという。
ストラテジストらによると、04年以降の四半期ごとの１株当たり利益予想は決算シーズン開始までの数カ月間に通常６％引き下げられる。
「多くの投資家がコンセンサス業績予想の下方修正を懸念しているが、これは典型的なパターンに沿ったものだ。ヘルスケアが押し下げている」と、ストラテジストらは10日付けのリポートで説明した。
７－９月（第３四半期）決算シーズンが終わりに近づいている時点で、Ｓ＆Ｐ500種構成企業の80％以上の利益が予想を上回っている。同構成企業の利益はアナリスト予想では０％増だったが、実際は前年同期比４％増加したと、ストラテジストらは指摘した。
ゴールドマンのストラテジストは24年のＳ＆Ｐ500種構成企業１株当たり利益が５％増の237ドルになると予想しており、トップダウン型分析のストラテジストが予想する中央値の230ドルを上回る。
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