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ＥＣＢ、追加利上げの可能性は低下した－ベルギー中銀総裁
概要：欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策委員会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は８日、ＥＣＢの再利上げの可能性は低下したと発言した。再度のエネルギー価格ショックがなければ、追加利上げはないかもしれないとの認識を示した。
利下げの議論や金利ピークの宣言は時期尚早－アイルランド中銀総裁
利上げが必要になる可能性、排除できない－ラトビア中銀総裁
アイルランド中銀のマクルーフ総裁（８日、ダブリン）
一方、アイルランド中銀のマクルーフ総裁は同日、ダブリンでの会議で「私の見解では、いつ利下げを開始するかを話し始めるのは全く時期尚早だ。金利が頂点に達したと宣言するのも早過ぎる」と語った。
カザークス・ラトビア中銀総裁もこの日リガで発言し、「さらなる利上げが必要になる可能性を排除することはできない」と述べた。
ただ、「非常に高い金利を必要以上に維持することはしない。金利を引き下げる必要があると判断した場合はそうする」とも語った。
ドイツ連邦銀行（中銀）のナーゲル総裁は、ＥＣＢの物価安定回復の取り組みで最も難しい局面はこれからだろうと主張。「目に見える景気減速を踏まえ、インフレ目標に到達する『最後の１キロ』が恐らく最も難しい。金融政策は既にインフレを押し下げ始めた。これが24年と25年も続くだろう」とロンドンでの講演で述べた。
新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）期に購入した債券の再投資早期終了見通しについて質問を受けたナーゲル氏は、議論は「確実に」あるだろうが、12月か来年初めかは明らかでないと語った。
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