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概要:米国債利回りの上昇が続き、日本銀行が日本国債の利回りを低く抑えるために国債購入を継続せざるを得なくなった場合、1ドル=160円に向かって円安が進行するリスクがあるとRBCブルーベイ・アセット・マネジメントはみている。
2023年10月31日 20:18 JST
ダウディングCIOがブルームバーグテレビジョンに語る
日銀は連続指し値オペの毎営業日実施を停止を明らかにした
米国債利回りの上昇が続き、日本銀行が日本国債の利回りを低く抑えるために国債購入を継続せざるを得なくなった場合、1ドル=160円に向かって円安が進行するリスクがあるとRBCブルーベイ・アセット・マネジメントはみている。
RBCブルーベイによれば、日本国債の利回り上昇に対する日銀の許容度は増したが、10年債利回りが1.1%に向け上昇すれば、日銀による国債買い入れ継続の引き金が引かれることになる。また、こうした動きは米国債利回りがさらに上昇することで引き起こされ得るとも説明した。
日銀は31日の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール(YCC)における長期金利の上限である1%を超える取引を容認する柔軟化措置を決定。2022年度に開始した連続指し値オペの毎営業日実施を停止した上で、これまで1%だった利回り水準については、実施する場合に日程や金額などと合わせて事前公表する運営に変更した。
日銀がYCC運用を再修正、長期金利1%超え容認-緩和は維持
RBCブルーベイのマーク・ダウディング最高投資責任者(CIO)はブルームバーグテレビジョンに対し、「植田和男総裁の信用が危うくなり、ストップをかけたくなるような水準を最終的には目にするだろう」と述べ、「現実問題として、米国債利回りがまた上昇するような状況になれば、日銀は再び非常に居心地の悪い立場に立たされる。国債購入を増やす介入を強いられるなら、それは実質的にハト派的な政策に傾斜するということだ」と指摘。
「これは円を弱くし、ドル・円が160円に向かうシナリオも考えられる。植田総裁が政策ミスを犯していると投資家は基本的に結論づけるだろう」と語った。
日銀の発表を受け、日本の10年国債利回りは5.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し0.95%となった。また、緩和的な金融政策の継続を示唆した日銀を投資家がハト派的と捉えたことで、円が下落。ドルは150円76銭まで1.1%上昇し、ユーロは160円85銭へと急伸した。
円が1ドル=160円まで値下がりすれば、1990年以来の円安水準となる。
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