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概要:19日の欧州株は続落し、7カ月ぶりの安値に沈んだ。米国債利回りが上昇し、世界各地でリスク資産に売り圧力がかかった。欧州域内最大級の企業が発表した一部の決算が低調だったことも響いた。
債券
欧州債市場では、ドイツ債が4日続落。実質利回りが動きを主導した。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に、短期金融市場は欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しを後退させた。
市場では、来週の政策会合でECBは金利を据え置くとみられている。市場が織り込む年内の利上げ幅はわずか3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。来年に見込まれる利下げは58bpと、取引終了時としては9月28日以来の小ささとなった。
イタリア債は全年限でドイツ債をアウトパフォームし、10年債のスプレッドは210bpを下回った。
10月19日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
株 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ストックス欧州株600 | 439.73 | -5.29 | -1.19% |
英FT100 | 7,499.53 | -88.47 | -1.17% |
独DAX | 15,045.23 | -49.68 | -0.33% |
仏CAC40 | 6,921.37 | -44.62 | -0.64% |
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 3.21% | +0.01 |
独国債10年物 | 2.93% | +0.01 |
英国債10年物 | 4.67% | +0.02 |
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