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概要:12日の米国債相場は一つの尺度で2020年3月以来「最悪の日」に見舞われた。9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったことや、米30年債入札の需要低調を契機に同年限の利回りが急上昇した。
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2023年10月13日 10:21 JST
30年債利回りは一時19bp上昇-入札の需要低調
10年債利回り5%到達の可能性など懸念が広がる
12日の米国債相場は一つの尺度で2020年3月以来「最悪の日」に見舞われた。9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったことや、米30年債入札の需要低調を契機に同年限の利回りが急上昇した。
30年債利回りは一時19ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)入りに伴う混乱期以来の高い伸びとなった。その後、ニューヨーク時間終盤には16bp上昇の4.86%で取引された。
この水準は依然、先週付けた十数年ぶりの高水準を約20bp下回るものだが、10年債利回りの5%到達を含め、新たな節目に達する可能性について懸念が広がった。取引終盤は10年債利回りが14bp上昇の4.70%となったのをはじめ、イールドカーブ(利回り曲線)全体でも少なくとも約9bpの上昇となった。
30年債入札に先立って今週行われた3年債と10年債の入札も低調な需要に見舞われており、国債入札規模の拡大のほか、底堅い米経済を背景としたリスクテークの動きを受けて、投資家が求めるであろう利回り水準を巡り憂慮が深まっている。
TDセキュリティーズのストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ、モリー・マクガウン両氏はリポートで30年債入札について、「センチメントをさらに不安定化させたと見受けられる」と指摘。「米国債への需要不足に関する懸念で利回りは最近の高水準を再度試し、10年債利回りは5%乗せの可能性もある」との見方を示した。
最新のCPIを受けて、今後の連邦公開市場委員会(FOMC)会合に連動したスワップ契約では、年内に0.25ポイントの追加利上げが行われる確率が約40%と、11日時点の約30%から上昇したことが示唆された。
マクロ・ハイブのチーフ金利ストラテジスト、ムスタファ・チョードリ氏は「米金融当局のサイクル終了に関しては未知の空間に逆戻りした」とし、インフレ率は米金融当局者の予想のようにはスムーズに鈍化しない公算が大きく、「当局は早晩、利上げを再開しなければならないだろう」と語った。
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