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概要:米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合景況指数は前月から低下し、活動拡大のペースが鈍化した。新規受注の指数が今年の最低水準に落ち込んだ。
9月の非製造業総合景況指数は53.6-前月54.5
新規受注はほぼ6ポイント低下、今年の最低水準
業況指数は1.5ポイント上昇して58.8。消費者が支出先を財からサービスにシフトさせる中、サービスセクターは明るい分野となっている。
ビジネス活動が活発になったとの回答比率は約34%と、2022年4月以来の最高に拡大した。
ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は発表文で、「回答者の大半はビジネスの状況に関して楽観的な見方を維持しているが、向かい風の可能性に関して懸念を示唆する回答者もいた」と指摘した。
借り入れコスト上昇や根強いインフレ、賃金の伸び減速を背景に、一部の消費者は既にサービスへの支出に一段と選別的になっている。今月の学生ローン返済再開なども裁量的消費へのリスクとなり得る。
9月は不動産や小売り、鉱業など13業種が活動拡大を報告。一方、農業や娯楽・レクリエーション、宿泊・食品サービスなど5業種では活動が落ち込んだ。
雇用指数は53.4と、前月の54.7から低下した。6日に発表される9月の雇用統計は雇用市場の方向性に関してさらなる手がかりを提供する見通し。
仕入価格指数は前月に続いて58.9と、4月以来の高水準にとどまった。入荷水準の指数は昨年11月以来初めて50を上回り、納入時間が長くなっていることを示唆した。
在庫増減の指数は拡大幅が鈍化、在庫景況感指数も3カ月ぶりの水準に下げた。
統計の詳細は表をご覧ください。
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