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概要:先週の米新規失業保険申請件数は過去最低水準付近にとどまり、労働市場の強さが継続していることが浮き彫りになった。
申請件数は2000件増の20万7000件-市場予想21万件
4週移動平均は20万8750件-2月以来の低水準
失業保険の継続受給者数は9月23日終了週に1000人減の166万4000人。
より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は20万8750件と、2月以来の低水準となった。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、イライザ・ウィンガー氏は「失業保険申請件数の小幅な増加は、レイオフが全般的に過去最低水準近辺にとどまっていることを示唆する。しかし、全米自動車労組(UAW)のストが長引けば、こうした状況は変わる可能性がある。ストが拡大した場合、失業保険給付の申請資格を有し、ストに加わっていない労働者を一時的に解雇せざるを得なくなる恐れがあるためだ」と指摘した。
申請件数は季節調整前ベースでは17万2775件で、約1年ぶりの低い水準。州別では特にオハイオ、アラバマでの減少が目立った。カリフォルニアでは増加した。
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