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概要:クオンツファンドのアルファシンプレックス・グループは3日に円相場が1年ぶりの安値から急反発し、日本の通貨当局による円相場下支えのための介入観測が浮上した後も、円下落を見込む取引を続けている。
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2023年10月4日 9:15 JST
円急反発で日本の通貨当局の相場下支え観測浮上
昨年の介入の効果は短命、今年も同じ展開をカミンスキー氏は予想
クオンツファンドのアルファシンプレックス・グループは3日に円相場が1年ぶりの安値から急反発し、日本の通貨当局による円相場下支えのための介入観測が浮上した後も、円下落を見込む取引を続けている。
アルファシンプレックスのチーフ・リサーチストラテジスト兼ポートフォリオマネジャー、キャスリン・カミンスキー氏は、「今日の動きで円ショート取引の利益が一部相殺されたのは明らかだが、われわれはまだ保有している」とコメント。「トレンドをフォローするわれわれにとって興味深いのは、日本の当局者の反応が全体的に遅いことだ。それ故、われわれの視点では、円ショート取引は大方の考えよりも長く継続できる可能性がある」と述べた。
円は3日に対ドルで一時1ドル=150円台に下落したが、その後一転して2%近く急伸し、147円43銭まで上昇。そのため、日本の当局の介入観測が浮上したものの、アナリストからは150円台を付ければ円を買う注文が入っていたことなど、他の要因による可能性もあるとの指摘も聞かれた。
日本の通貨当局は昨年後半に、為替市場に介入し円を下支えしたが、今年に入り、米国の高金利が資金を引き付けドルを押し上げたため、円は再び大幅下落していた。このため、3日の円反発で、一部の投機筋が再び円安になるとの賭けを強める可能性がある。ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのストラテジスト、ウィン・シン氏は、こうした動きは「ドル強気派への贈り物だ」と語った。
カミンスキー氏は、「昨年も同じような時期に同じ展開があった。当局が円を下支えするため小規模に行動し円高に振れた」と指摘。「しかし、その後、彼らは手を引き、われわれの円ショート・トレードは再び利益を上げるようになった。今回も同じようなシナリオが予想される」と付け加えた。
ブルームバーグの集計データによると、27億ドル(約4000億円)規模の「バートゥス・アルファシンプレックス・マネージド・フューチャーズ・ストラテジー・ファンド」は年初来のリターンがマイナス約2.9%だが、カミンスキー氏は、円や米国債の下落を見込む投資が報われると期待しており、現状は一時的な後退に過ぎないと語った。
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