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概要:「より高くより長く」の米金融政策から恩恵を受ける上場投資信託(ETF)に殺到するトレーダーは、利回り急上昇を捉える最良の日々は終わったとの警告を受けた。
2023年9月26日 12:37 JST
金利上昇はインカム志向の投資家にとって魅力的
レバレッジを効かせた借り手企業には厳しい
「より高くより長く」の米金融政策から恩恵を受ける上場投資信託(ETF)に殺到するトレーダーは、利回り急上昇を捉える最良の日々は終わったとの警告を受けた。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のデータによると、銀行ローンETFの9月の資金流入額は10億ドル(約1500億円)を超え、2021年6月以降で最大だった。50億ドル規模のインベスコ・シニア・ローンETF(BKLN)には9億2000万ドルが流入した。
ローン担保証券に連動する最大のETFにも資金が流入し残高は今年ほぼ倍増している。
金利を高水準に維持する米連邦準備制度の決意は、変動金利のローン債権や変動利付債への投資意欲を復活させた。10年物米国債利回りは25日に2007年以来の高水準に達したが、固定金利の債券と異なり、変動金利債は基準金利が上昇するにつれて利回りも上昇するため、債券の価格が下がりにくい。
利回り上昇はインカム志向の投資家にとっては魅力的だ。「より高く、より長くのセンチメントがローン債権への資金流入を後押ししている可能性が高い。短期金利は今後1年程度は5.25%以上で推移すると予想されるため、銀行ローンの利率は9%以上になる」と、シュワブ・センター・フォー・ファイナンシャル・リサーチの債券ストラテジスト、コリン・マーティン氏は述べた。
しかし、金利急上昇はレバレッジを効かせた借り手にとっては「もろ刃の剣」だ。景気減速で企業利益が圧迫される場合は特に厳しいと同氏は指摘する。
クレジットサイツのグローバル戦略責任者、ウィニー・サイザー氏も、投資家が変動利付債に注目するのは遅すぎるかもしれないと話す。
「2023年の大半と22年全体を通じて、投資家が変動利付債のポジションを構築したいと考えていたことは明らかだが、借り換えニーズが見られ始め、高金利環境が変動利付債の発行体にとって大きな障害となるに連れて、この状況は変わり始めるとわれわれは考えている」とサイザー氏は22日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。「レバレッジドローン市場を見ると、基本的にハイイールド債市場よりも少し質が低く、今後は変動金利よりも固定金利が好まれるはずだ」と続けた。
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