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概要:オーストラリア準備銀行(中央銀行)はロウ総裁の在任中最後となる5日の政策決定会合で、政策金利を据え置く見通しだ。金融引き締めが経済に過大なダメージを与えることなくインフレを鈍化させている兆候が強まっている。
最新統計によれば、7月のインフレ率は4.9%と予想を下回り、ピークだった2022年12月の8.4%から減速している。数日前の発表では、米連邦準備制度理事会(FRB)が重視する米個人消費支出(PCE)コア価格指数は7月に前月比ベースで小幅な上昇にとどまり、2カ月間の伸びとしては2020年終盤以来の最小となった。
オーストラリア・コモンウェルス銀行のシニアエコノミスト、ベリンダ・アレン氏は、「利上げのきっかけはない」と指摘。過去1カ月のデータの流れと、これまでに実施された大幅利上げからみて9月の政策決定は、予断を許さなかった過去2回の会合とは異なりより明確だろうとの見方を示した。
ロウ総裁は他の先進国中銀より慎重な政策行動をとっており、これまでの利上げ幅は4ポイントと、ニュージーランドや米国の5.25ポイントより小幅。豪中銀は物価上昇率が依然として高く、2-3%の目標内に収まるのは25年後半以降と予想されているにものの、過去2会合で利上げを見送った。
こうしたアプローチは、ロウ総裁が家計の重い債務負担を意識し、豪経済をソフトランディング(軟着陸)させたいと考えていることを映すものだ。エコノミストらは、ロウ総裁が今週、引き締めバイアスを維持すると予想。ブロック次期総裁は先週、豪中銀は「まだ再利上げが必要かもしれない」と述べ、政策当局が月単位で行動すると付け加えた。
短期金融市場は、豪中銀が年内は金利を据え置くとの見通しを織り込んでおり、利下げが完全に織り込まれるのは24年後半になるとの見方を示唆している。エコノミストらは同中銀がもう1回利上げし、政策金利を4.35%まで引き上げるとみており、来年5月に緩和サイクルが始まると予測している。
Philip Lowe\'s Legacy as RBA Governor
Over Lowe\'s seven-year term, average inflation was within the RBA\'s 2-3% band
Source: RBA, ABS
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