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概要:日銀が4日に発表した8月のマネタリーベースの平均残高は、前年比1.2%増の667兆4477億円だった。前年比でプラスとなるのは昨年8月以来。国債買い入れの継続に加え、新型コロナウイルス対応特別オペの返済が今年6月で完了していることも押し上げ要因になった。
9月4日、日銀が発表した8月のマネタリーベースの平均残高は、前年比1.2%増の667兆4477億円だった。
[東京 4日 ロイター] - 日銀が4日に発表した8月のマネタリーベースの平均残高は、前年比1.2%増の667兆4477億円だった。前年比でプラスとなるのは昨年8月以来。国債買い入れの継続に加え、新型コロナウイルス対応特別オペの返済が今年6月で完了していることも押し上げ要因になった。
内訳は、日銀当預が1.3%増の541兆4489億円となり、昨年7月以来のプラス転換。紙幣は0.7%増の121兆2292億円、貨幣は2.8%減の4兆7696億円だった。
8月末のマネタリーベース残高は674兆4170億円で、前月の668兆8501億円を上回った。
マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。
(和田崇彦)
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