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ブラックロックのリーダー氏、債券投資に「もう少し肩入れを」
概要：米投資運用会社ブラックロックでグローバル債券担当の最高投資責任者（ＣＩＯ）を務めるリック・リーダー氏は、米労働市場の冷え込みが利上げ打ち止め観測を後押しし、債券の妙味がここ数カ月で最も高くなっていると指摘した。
「ＦＲＢの金融引き締めは終わったと考えて良いはずだ」
８月米雇用統計、労働力に生じたたるみを示した－リーダー氏
米投資運用会社ブラックロックでグローバル債券担当の最高投資責任者（ＣＩＯ）を務めるリック・リーダー氏は、米労働市場の冷え込みが利上げ打ち止め観測を後押しし、債券の妙味がここ数カ月で最も高くなっていると指摘した。
米労働省が発表した８月の雇用統計では、雇用者数の伸びが加速した一方で賃金の伸びは減速、失業率は一連の利上げが始まる前月の2022年２月以来の高水準に跳ね上がった。
８月の米雇用統計、18.7万人増－賃金鈍化、失業率3.8％に上昇 (3)
「統計は労働力にたるみが生じている事実を示す新たなベンチマークに使えると思う」とリーダー氏。「しかもこれは、インフレ率が低下しているタイミングで起きている」とブルームバーグテレビジョンで１日に述べた。「連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の金融引き締めは終わったと考えて良いはずだ。この数カ月の状況に比べて、もう少し金利へのエクスポージャーに肩入れしても大丈夫だろう」と話した。
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