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概要:米国株式市場は4日続伸。米経済の軟化を示す新たな指標が発表され、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げを一時停止するとの見方が強まった。
[30日 ロイター] - 米国株式市場は4日続伸。米経済の軟化を示す新たな指標が発表され、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げを一時停止するとの見方が強まった。
米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が上昇した。米経済の冷え込みを示す新たな指標が発表され、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げを一時停止するとの見方が強まった。
S&P総合500種は約3週間ぶりの高値を付け、ナスダック総合は8月1日以来の高値で引けた。
企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した8月の民間部門雇用者数は17万7000人増加と、ロイターがまとめたエコノミスト予想(19万5000人増)を下回り、労働市場の失速を示唆した。
商務省が発表した第2・四半期国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期より2.1%増と、7月に発表された速報値の2.4%増から下方改定された。
USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「やや軟調な雇用データを受けてFRBの追加利上げに関する投資家の懸念が和らいだ」と指摘。
米経済のソフトランディング(軟着陸)見通しが強まったことでディフェンシブ株よりもグロース株などリスクが高い銘柄を選好する流れになったと同氏は分析した。
半導体大手エヌビディアは1%上昇し、終値で過去最高値を更新。米株式市場の売買代金トップとなった。
クレジットカード大手のマスターカードとビザはともに約0.5%上昇。両社が加盟店に課すクレジットカードの手数料を引き上げるとの報道を受けた。
パソコン大手HPは6.6%急落。同社は29日、需要減速を理由に通期利益予想を下方修正した。
CMEのフェドウオッチによると、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBが政策金利を据え置く確率は前日の86%から約89%に上昇。11月の据え置き確率は約52%から54%に上昇した。
米取引所の合算出来高は90億株。直近20営業日の平均は106億株。
S&Pの主要11セクターでは情報技術が0.83%高で上昇率トップとなり、エネルギーの0.51%がこれに続いた。
投資家は政策金利の先行きを占う手掛かりを得るため、31日発表の個人消費支出(PCE)価格指数、9月1日の雇用統計に注目している。
ウイスキーの「ジャックダニエル」を製造するブラウン・フォーマンは予想を下回る四半期決算を受け、4%下落した。
S&P500は値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.9対1の比率で上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34890.24 +37.57 +0.11 34847.80 35025.57 34811.74
前営業日終値 34852.67
ナスダック総合 14019.31 +75.55 +0.54 13961.77 14050.82 13924.20
前営業日終値 13943.76
S&P総合500種 4514.87 +17.24 +0.38 4500.34 4521.65 4493.59
前営業日終値 4497.63
ダウ輸送株20種 15928.03 +74.89 +0.47
ダウ公共株15種 881.92 -2.85 -0.32
フィラデルフィア半導体 3643.92 +14.35 +0.40
VIX指数 13.88 -0.57 -3.94
S&P一般消費財 1338.04 +4.40 +0.33
S&P素材 521.10 +0.79 +0.15
S&P工業 917.54 +4.02 +0.44
S&P主要消費財 768.11 +1.34 +0.18
S&P金融 572.97 +0.69 +0.12
S&P不動産 233.73 +0.81 +0.35
S&Pエネルギー 676.45 +3.43 +0.51
S&Pヘルスケア 1568.21 -0.46 -0.03
S&P通信サービス 229.46 +0.81 +0.36
S&P情報技術 3109.67 +25.71 +0.83
S&P公益事業 321.05 -1.37 -0.43
NYSE出来高 7.27億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 32395 + 115 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 32390 + 110 大阪比
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