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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(146.21/24円)に比べてドル安/円高の145円後半で推移している。米経済指標の相次ぐ下振れを受けて労働市場の逼迫度合いが緩んでいるとの思惑から、ドルは上値の重い展開となった。ただ、円を買う材料が出ているわけではないため円高が進行する動きにはならず、ドルは一進一退となった。
[東京 31日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(146.21/24円)に比べてドル安/円高の145円後半で推移している。米経済指標の相次ぐ下振れを受けて労働市場の逼迫度合いが緩んでいるとの思惑から、ドルは上値の重い展開となった。ただ、円を買う材料が出ているわけではないため円高が進行する動きにはならず、ドルは一進一退となった。
8月31日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(146.21/24円)に比べてドル安/円高の145円後半で推移している。
ドルは朝方からじりじりと水準を切り下げ、午前の取引では一時145.76円まで下落した。前日に公表された米経済指標が相次いで下振れ、「明日の晩公表される8月の米雇用統計も悪化するのではないかとの警戒感から、米国の過度な利上げ期待が剝落し、ドル売りが進んだようだ」(りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、アドバイザー・田中春菜氏)との声が聞かれた。
ただ、「円を積極的に買う材料は乏しい」(りそな銀・田中氏)として、ドル売り・円買いがどんどん進む展開にはならず、午後は146円を挟んでもみ合う展開となった。
日銀の中村豊明審議委員はきょう、岐阜県金融経済懇談会であいさつし、当面は現在の金融緩和を粘り強く続ける必要があると述べた。販売価格の上昇が賃金上昇につながる前に金融引き締めに転換すれば、需要が抑制され、企業の稼ぐ力が再び低下しかねないと警戒感を示した。
市場では、「昨日は日銀の田村直樹審議委員がタカ派的な発言をした中、中村審議委員はハト派姿勢を示した。日銀内に意見の隔たりがあるのは確認できたが、(金融政策動向の)ヒントは探りづらい」(国内シンクタンク・エコノミスト)との指摘が聞かれ、マーケットの反応は限定的となった。
前日の海外時間にユーロは対円で15年ぶり高値を更新したが、東京時間では利益確定売りが優勢となり、下落した。きょうはユーロ圏の8月消費者物価指数が公表される予定で、強い結果が確認されればユーロ買いが進む可能性もあるという。
一方、米国に比べて欧州経済の悪化は鮮明で、「ユーロの上値余地はそこまで大きくないのではないか」(前出の国内シンクタンク・エコノミスト)との声が聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 145.90/145.95 1.0917/1.0919 159.31/159.32
午前9時現在 146.09/146.10 1.0928/1.0932 159.66/159.68
NY午後5時 146.21/146.24 1.0921/1.0925 159.71/159.76
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