「黄金の道」示唆や据え置き支持－ジャクソンホールで米地区連銀総裁

シカゴ連銀総裁、景気後退なきインフレ低下は可能と示唆

• フィラデルフィア連銀総裁、現行水準で金利据え置き望ましい

米シカゴ連銀のグールズビー総裁は25日、大規模なリセッション（景気後退）を引き起こさずにインフレを低下させる「黄金の道」が見えると述べた。

同総裁はカンザスシティー連銀が年次シンポジウムを開いたワイオミング州ジャクソンホールでＣＮＢＣとのインタビューに応じ、「もっと情報を見る必要はまだあるが、この２カ月間、黄金の道が不可能だと考えさせられるようなことは何も起きていない」と述べた。

クリーブランド連銀のメスタ－総裁はＣＮＢＣとのインタビューで、コアインフレは依然として高過ぎ、着実に２％に低下するよう政策当局は「懸命に」取り組む必要があるだろう述べた。

「恐らくやるべき仕事はもっとあるだろう」とメスタ－総裁はＣＮＢＣとのインタビューで発言。「今懸命に取り組むことが非常に重要だと考える。極めて慎重な姿勢が必要だ。引き締め過ぎは避けたい。やり残しも望ましくない」と述べた。

フィラデルフィア連銀のハーカー総裁はこれより先、引き締めの累積効果をシステムに浸透させるため、政策金利を現行水準に据え置くことが望ましいとの見方を示唆した。

「現時点で本当に必要なのは、インフレ率の低下を確認することだ。早期の兆候は見られる」とハーカー総裁はブルームバーグテレビジョンのインタビューで発言。「しかし今の水準で金利を維持したいと私は考える。それからどうするかは後で決めることだ」と話した。

利下げはいつ始まるのかとの質問に対し、ハーカー総裁は「早くても来年以降になるのは明らかだ。来年のいつかという問題は、これもデータ次第になるだろう」と答えた。

WATCH: Federal Reserve Bank of Philadelphia President Patrick Harker says the Fed needs to “keep the pressure on” to get inflation down to its target.

Source: Bloomberg

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