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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁は24日、利上げを停止するほどインフレが抑制されていると確信しておらず、自身の決定は今後数週間の追加データ次第だと述べた。ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。
2023年8月25日 10:00 JST
ジャクソンホールでのブルームバーグTVとのインタビューで語る
自身の決定は今後数週間の追加的な経済指標次第
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁は24日、利上げを停止するほどインフレが抑制されていると確信しておらず、自身の決定は今後数週間の追加データ次第だと述べた。ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。
同総裁は米ワイオミング州ジャクソンホールで、「私が利上げ休止を考えるのはあまりにも時期尚早だ」として決断の前に追加的な経済指標を待つと発言。「インフレ率が依然5%前後であることを忘れてはならない。これは高過ぎる。われわれの目標は2%だ。まだ幾分先がある」と語った。
総裁は経済活動が鈍化しているが、コアインフレは依然頑固で、労働市場も「実に良好だ」としている。
同総裁はまた、ドイツがリセッション(景気後退)に陥るとは予想しておらず、第3四半期の弱さにもかかわらず、来年の見通しがより良いことを理由に挙げた。
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