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概要:東南アジア宅配・配車大手のグラブ・ホールディングスは23日、2023年通年の利払い・税引き・償却前損益(EBITDA)について、従来予想よりも小幅な赤字になるとの見通しを示した。人員削減によるコスト圧縮や好調な宅配・配車需要が寄与する。
東南アジア宅配・配車大手のグラブ・ホールディングスは8月23日、2023年通年の利払い・税引き・償却前損益(EBITDA)について、従来予想よりも小幅な赤字になるとの見通しを示した。2016年7月、マニラで撮影(2023年 ロイター/Romeo Ranoco)
[23日 ロイター] - 東南アジア宅配・配車大手のグラブ・ホールディングスは23日、2023年通年の利払い・税引き・償却前損益(EBITDA)について、従来予想よりも小幅な赤字になるとの見通しを示した。人員削減によるコスト圧縮や好調な宅配・配車需要が寄与する。
同時に発表した第2・四半期(4─6月期)決算も市場予想を上回った。米株式市場で株価は10.8%上昇して終了した。
通年のEBITDAは3000万─4000万ドルの赤字になるとの見通しを示した。従来予想は1億9500万─2億3500万ドルの赤字だった。
また、第3・四半期に調整後EBITDAが損益トントンになり、予定より1四半期早く目標を達成する見込みだとした。人員削減などによる年間のコスト削減は8000万ドルに上る見通し。
同社は6月に従業員の約11%に当たる1000人程度の人員削減を行った。
第2・四半期は売上高が77%増の5億6700万ドルと、リフィニティブがまとめた市場予想の5億4610万ドルを上回った。料理宅配の売上高が2倍以上に拡大し、配車事業も29%増収となった。
調整後の1株損益は0.03ドルの赤字。市場予想は0.05ドルの赤字だった。
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