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米製造業の生産指数、３カ月ぶりプラス－自動車生産が急増
概要：７月の米鉱工業生産指数の統計で、製造業の生産指数が３カ月ぶりに上昇した。自動車生産が急増し、製造業活動の安定化に寄与している。
７月の製造業生産指数は前月比0.5％上昇、市場予想は横ばい
全体の鉱工業生産指数は前月比１％上昇－１月以来の大幅な伸び
製造業生産をけん引したのは自動車で、5.2％上昇。自動車組み立て台数は年率1187万台と、2018年末以来の高水準となった。
消費財の生産は1.4％上昇と、20年末以来の大幅な伸び。家電なども好調だった。企業設備の生産は３カ月ぶりの大幅上昇。
製造業の生産指数は前年同月比ではわずか0.7％の低下。底堅い消費重要に支えられた。前日発表された７月の米小売売上高は市場予想を上回る伸びを示していた。
米小売売上高、７月は市場予想を上回る伸び－前月分も上方修正 (2)
それでも製造業には苦しい世界経済という向かい風が吹いている。自動車を除いたベースの製造業生産は0.1％上昇にとどまった。
製造業の設備稼働率は77.8％に上昇。鉱工業全体の設備稼働率も上昇した。
公益事業の生産は5.4％上昇し、４カ月ぶりのプラスとなった。全米で気温が上昇し、エアコン需要が高まったことが背景にある。鉱業の生産も伸びた。
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