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【欧州市況】株は下落、中国巡り懸念強まる－英国債は下げ幅縮小
概要：15日の欧州株は下落。中国人民銀行（中央銀行）が予想外の利下げを発表したが、同国の景気見通しに対する市場の懸念は払拭されなかった。英国の記録的な賃金の伸びが嫌気され、英優良株は売られた。
15日の欧州株は下落。中国人民銀行（中央銀行）が予想外の利下げを発表したが、同国の景気見通しに対する市場の懸念は払拭されなかった。英国の記録的な賃金の伸びが嫌気され、英優良株は売られた。
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ストックス欧州600指数は0.9％下落し、約１カ月ぶりの安値で終えた。出来高は過去30日間の平均を33％下回った。
欧州債市場では英国債が下げ幅を縮小した。市場の関心は16日発表される英物価統計に集中している。予想ではインフレ率の低下が見込まれている。
短期金融市場ではイングランド銀行（英中央銀行）の引き締め見通しが強まり、９月会合では31ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）の利上げ幅が織り込まれている。ピーク金利見通しは一時6.13％まで上昇。その後は5.95％まで戻した。
ドイツ債は下げ幅を縮小。10年債利回りは一時３月以来の高水準まで上昇し、2011年の高水準まで４ｂｐ以内に迫った。仏10年債利回りは一時11年ぶり高水準を付けた。
トレーダーの見通しによれば、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が９月に0.25ポイント利上げする確率は50％となっている。ピーク金利は3.95％が織り込まれている。一時は７月24日以来となる４％まで上昇していた。
8月15日の欧州マーケット概観（表はロンドン午後６時現在）
| 債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
|---|---|---|
| 独国債2年物 | 3.11% | +0.03 |
| 独国債10年物 | 2.67% | +0.04 |
| 英国債10年物 | 4.59% | +0.02 |
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