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概要:来週の外為市場では、急速な円高が進行するリスクに警戒が必要だ。日銀会合は据え置き予想が大勢だが、予想外の政策修正となれば、高水準に膨らんだ円売りポジションが急反転する恐れがある。
[東京 21日 ロイター] - 来週の外為市場では、急速な円高が進行するリスクに警戒が必要だ。日銀会合は据え置き予想が大勢だが、予想外の政策修正となれば、高水準に膨らんだ円売りポジションが急反転する恐れがある。
7月21日、来週の外為市場では、急速な円高が進行するリスクに警戒が必要だ。2016年1月撮影(2023年 ロイター/Jason Lee)
一方、米国の9月利上げ見通しが濃厚となれば、ドル高が円高圧力を緩和する可能性もある。いずれにせよ、日米中銀会合が行われる28日にかけて、変動幅は大きくなりそうだ。
予想レンジはドル/円が137━142円、ユーロ/ドルが1.10―1.14ドル。専門家の見解は以下の通り。
<みずほ証券 チーフ為替ストラテジスト ⼭本雅⽂氏>
「日米金融政策の結果の組み合わせ次第で、ドルは高値142円程度、安値137円割れといった大きな変動をみせる公算がある」
「ドルが最も上昇し得るシナリオは、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が会見で、大半の参加者が追加利上げ姿勢を維持しているなどと述べるほか、日銀が現行政策を維持しつつ、最新のインフレ予測(展望レポート)で24年度分を下方修正し、25年度分を上方修正しないケースだ。実現確率は3割程度か」
「一方、ドルが最も下落しやすい組み合わせは、パウエル議長が9月以降はデータ次第で利上げ停止もあり得るなどと述べたうえで、日銀が現状維持を決め、24年度分のインフレ予測を下方修正せず、25年度分を上方修正してプラス2%に近づくケース。将来の政策修正が意識され、ドルは14日安値の137.25円割れを試す展開となるだろう。こちらのシナリオとなる確率は5割程度とみている」
<バークレイズ証券 チーフ為替ストラテジスト 門田真一郎氏>
「日銀会合は据え置きを予想しており、その際は幾分、円安へ振れる可能性があるとみている。仮にYCCの微調整などがあった場合は、いったん円高に振れるだろうが、全般的にドルが底堅いこと、今回の調整が大規模緩和の正常化の始まりということでなければ、大きく円高が進む状況ではないといえる」
「米国は7月に加え、9月にも0.25%の利上げが行われると予想している。9月以降に関する市場の織り込みはまだ乏しいだけに、パウエルFRB議長の発言が焦点となりそうだ」
*イベントダイアリーM/DJP
*経済指標予測 JP/FOR
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