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概要:米中古車小売りカーバナ株の急伸はどのくらい熱狂的なのか。
2023年7月20日 13:27 JST
債務再編を巡る合意、4-6月売上高が予想上回ったことが材料
市場にある程度のフロスが戻ってきた証拠とストラテジスト
ただ、カーバナ株は21年8月に付けた最高値をまだ大きく下回っている。最近のこうした動きは、純損益が赤字の企業としてはあまりに極端であり、中古車業界になお潜む多くのリスクを無視したものだとの声もある。
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏はインタビューで、「株式市場が割高になっている時に、一部の銘柄がファンダメンタルズとは完全にかけ離れたパラボリック(放物線状)な動きを見せるのは、市場にある程度のフロス(泡)が戻ってきた証拠だ」と語った。
サプライチェーンの混乱などで20年と21年に高騰した中古車価格だが、今年は急速に下落しつつあり、中古車販売業界にとって前途多難である可能性が示唆されている。
オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は「カーバナの債務再編合意は、今年後半に消費が圧迫されるリスクが高まる中で、賢明な行動だ」とした上で、「今年は順調にきたが、今後は波乱含みの展開になりそうだ」との見方を示した。
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