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概要:動画配信サービスの米ネットフリックスが19日に示した7-9月(第3四半期)の売上高見通しは、ウォール街の予測に届かなかった。パスワート共有対策と新たな広告戦略がまだアナリスト予想ほど売上高の伸びをもたらしていないことを示唆した。
4-6月期の会員数は589万人増、市場予想は207万人増
4-6月期の売上高は2.7%増の81億9000万ドル-市場予想に届かず
動画配信サービスの米ネットフリックスが19日に示した7-9月(第3四半期)の売上高見通しは、ウォール街の予測に届かなかった。パスワート共有対策と新たな広告戦略がまだアナリスト予想ほど売上高の伸びをもたらしていないことを示唆した。
株価は時間外取引で一時6%下落し448.88ドルを付けた。通常取引終値では年初来で62%高だった。
ライトシェッド・パートナーズのアナリスト、リッチ・グリーンフィールド氏は決算発表後、数字は良好だが「過去3カ月の動きを考えると株価をさらに押し上げるには不十分だ」と指摘した。
4-6月(第2四半期)の売上高は2.7%増の81億9000万ドル(1兆1400億円)で、アナリスト予想をやや下回った。為替レートの影響と一部市場での値下げが一因。
7-9月期の売上高予想は85億2000万ドルで、市場予想平均の86億7000万ドルに届かなかった。同社は、広告収入やパスワード共有への新たな課金による収入が、値上げ不足など他の要因を相殺するほど十分なものではなかったと説明。「今年は着実な前進を遂げているが、成長を再加速させるためにやるべきことはまだある」とした。
ネットフリックスの会員数はパスワード共有者への新規課金を背景に、4-6月期に589万人増加し、ウォール街の予想の2倍強の伸びとなった。この結果は、3年前の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の底以来、4-6月期としては最高となり、207万人の新規会員を見込んでいたウォール街の予測を大きく上回った。経営陣は7-9月期も同様の伸びを見込んでいる。
同社は19日、米国と英国について広告なしの最安プランを廃止し、新規ユーザーを比較的低価格の広告付きサービスか、より高額な広告なしプランに誘導する措置を打ち出した。
5月に同社は100カ国余りでパスワード共有を続けるユーザーへの課金を開始した。これは2022年の伸び悩みから成長を加速させる計画の要で、他人のアカウントを使用する視聴者は、共有し続けるために料金を支払うか、自分のアカウントを設定することができる。
同社によると、新規契約数は既に解約数を上回っている。売上高の伸びは今後数カ月で加速し、7-9月期の成長率は7.5%と見込んでいる。
4-6月期末の会員数は計2億3840万人で、前年同期比8%増となった。
ウォルト・ディズニーやワーナー・ブラザース・ディスカバリーなど、ネットフリックスの競合他社の多くでのストリーミング配信事業の損失を巡りアナリストらは懸念しているが、ネットフリックスは増益を達成。4-6月期利益は1株当たり3.29ドルと、アナリスト予想平均の2.85ドルを上回った。
23年通期のフリーキャッシュフローの見通しは、これまでの35億ドル以上から50億ドルに引き上げた。
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