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米株高を予想したストラテジスト、慎重姿勢に一転－相場は停滞期に
概要：スタイフェルの株式ストラテジスト、バリー・バニスター氏は2023年の米国株上昇を年初に予測していた数少ないウォール街関係者の一人だ。だが、ここにきて米国株は停滞期を迎えると話している。
スタイフェルの株式ストラテジスト、バリー・バニスター氏は2023年の米国株上昇を年初に予測していた数少ないウォール街関係者の一人だ。だが、ここにきて米国株は停滞期を迎えると話している。
Ｓ＆Ｐ500種株価指数は今年、大方の不意を突く好調ぶりで、年央までに4300という強気なバニスター氏の予想すら、すでに上抜いている。利上げ打ち止めへの期待から、７月も上昇基調が続いているが、バニスター氏はインフレが一部で想定されているよりも長引くとみている。
バニスター氏は13日の電話インタビューで、「2024年１月にリセッション（景気後退）に陥るリスクは十分にあると言える」とし、Ｓ＆Ｐ500種は今年、4400前後で停滞するとの見方を示した。その上で「インフレは以前より高い水準に当面とどまるだろう」と述べた。
下期については、工業、素材、金融、運輸などのセクターがアウトパフォームするとみており、焦点を大型ハイテク株からシフトさせている。
米経済は今のところ、広く予想されていた年内の景気後退入りを回避しているが、バニスター氏は景気後退入りのリスクは2024年に入っても続くと指摘。来年の企業利益に関するコンセンサス予想は楽観的過ぎると述べた。
バニスター氏の株高予想は年初、景気後退懸念が根強い中で逆張りだった
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