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概要:午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比74円49銭高の3万2493円82銭と続伸した。米ハイテク株高を受けて半導体関連株が上昇し、指数を支えた。ファーストリテイリングが軟調に推移したことや、為替のドル安/円高基調は重しになった。
7月14日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比74円49銭高の3万2493円82銭と続伸した。
[東京 14日 ロイター] -
午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比74円49銭高の3万2493円82銭と続伸した。米ハイテク株高を受けて半導体関連株が上昇し、指数を支えた。ファーストリテイリングが軟調に推移したことや、為替のドル安/円高基調は重しになった。
日経平均は168円高で寄り付いた後、一時361円高の3万2780円63銭に上値を伸ばした。前日に発表された米インフレ指標の鈍化を受けて米金利上昇への過度な警戒感が和らいだ。指数寄与度の大きい半導体関連株が堅調となり、指数を支えた。
指数はその後、短時間でマイナスに転じた。ファーストリテイリングが前日の決算発表を経て利益確定売りが優勢となり指数を押し下げたほか、ドル/円が一時137円前半へと朝方に比べてドル安/円高方向に振れたことが、輸出関連株などの重しになった。
日経平均は一時193円安に下押しした後、前引けにかけてドル/円の下げが一服し、再びプラスを回復した。市場では「米金利の頭打ち感が強まって半導体関連が強いが、基本的には利益確定売りの局面が継続している」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声が聞かれた。
TOPIXは0.09%安の2240.86ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆1779億1900万円だった。東証33業種では、値上がりは海運やその他 金融、金属製品など12業種で、値下がりは電気・ガスや小売、保険など21業種だった。
アドバンテストが5.7%高となり年初来高値を更新。東京エレクトロンも堅調だった。ニデックは小高い。一方、前日に決算を発表したセブン&アイHLDGは軟調。ファナックは小安い。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが523銘柄(28%)、値下がりは1229銘柄(67%)、変わらずは82銘柄(4%)だった。
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